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【国際】

イランが拘束の英船解放が焦点

 【カイロ=奥田哲平】英領ジブラルタル自治政府が十五日、英海兵隊が七月に拿捕(だほ)したイランの石油タンカーと乗組員約三十人を解放したことを受け、イランのザリフ外相は同日、ツイッターで「事実は変えられない。拘束は百パーセント違法だった」として解放は当然と主張した。この解放が両国の緊張緩和につながり、イランが事実上の対抗措置として拘束中の英船籍タンカーが解放されるか注目される。

 英外務省は、タンカー解放について「ホルムズ海峡での商業船に対するイランの違法な拿捕と、ジブラルタルによる欧州連合(EU)の対シリア制裁の履行に関連性はない」とする声明を発表。英船籍タンカーとの「交換」を狙ったとの見方を否定した。

 ただ、イランのロウハニ大統領は七月下旬に「英国がジブラルタルで実行したことを含む幾つかの行動をやめた場合、イランから適切な対処を受けるだろう」と示唆。両国とも核合意維持を目指す立場から早期解決を模索していた。

 今回の解放を巡っては、米国が解放決定の直前にタンカー拘束の延長を要請したが、ジブラルタル側が応じなかったとされる。

 イランのバイディネジャド駐英大使はツイッターで「米国は必死になって最後に解放を阻止しようとしたが、悲惨な結果に直面した」と皮肉った。

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