東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

「トウモロコシ畑の奇跡」 ロシア機胴体着陸、230人無事

 【モスクワ=栗田晃】モスクワ郊外のジュコフスキー空港で十五日、離陸したばかりの旅客機がエンジンに鳥が入り込んだとみられるトラブルがあり、近くのトウモロコシ畑に緊急着陸した。当局によると、乗員、乗客約二百三十人のうち七十人超が病院で治療を受けたが、死者はなかった。ロシア国内では、二〇〇九年に米ニューヨークであった不時着事故「ハドソン川の奇跡」にちなんで「トウモロコシ畑の奇跡」として、機長らクルーの対応が称賛されている。

 旅客機は、ウラル航空が運航するウクライナ南部クリミア半島・シンフェロポリ行きのエアバスA321。鳥の群れに遭遇して左右のエンジンが故障し、高度を保てなくなった。

 燃料満載で機体が重く、空港への帰還も困難な状況となり、トウモロコシ畑へ胴体着陸した。出火もなく、航空当局は前例のない事態を乗り越えたとしてパイロットらの判断を評価。ロシア政府も国家勲章を授与する方針を決めた。

 ダミル・ユスポフ機長はロシアメディアに「畑への着陸が唯一の選択肢だった。私は英雄ではなく、乗客を救う任務を果たしただけ」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報