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【国際】

イスラム系、米の女性議員 イスラエル 1人入国拒否

イスラエルから入国拒否にされたタリーブ下院議員(左)とオマル下院議員=7月、米ワシントンの連邦議会で(AP・共同)

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 【カイロ=奥田哲平】イスラエルは十六日、入国を拒否すると十五日に表明した米民主党の女性議員二人のうち、パレスチナ系のタリーブ氏の入国を許可する方針を示した。イスラエルのパレスチナ占領に抗議するボイコット運動をしないのが条件で、同氏はいったん受け入れたが、その後ツイッターで「抑圧下で訪問することは、人種差別や迫害、不正義と戦う私の信念に反する」として取りやめた。

 二人は、イスラム教徒のタリーブ氏と元ソマリア難民のオマル氏。イスラエルとパレスチナ自治区を今週末に訪問予定だった。パレスチナ占領に反対し、トランプ氏の移民政策非難の急先鋒(せんぽう)として知られる。

 イスラエルは、ボイコット運動を支持する外国人の入国を法律で禁じている。二人は運動を支持し今回、占領の実態を視察する予定だった。

 ネタニヤフ氏は「唯一の目的はイスラエルを傷つけること」と拒否の理由を述べていた。

 有力紙ハーレツによると、二人の訪問について七月時点ではイスラエル駐米大使が米議会を尊重して受け入れる方針を示し、外務省関係者も「民主党はいつか政権の座に戻る」と懸念する声も強かった。だが、「入国させたら弱みを見せることになる」とするトランプ氏の圧力を受け、一転して拒否を決めた。

 これに対し、オマル氏は「民主主義の価値に対する侮辱だ」と批判。米国の有力ロビー団体「イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」でさえも「全ての議員がイスラエルを訪問し、直接体験すべきだ」との声明を出した。米国には民主党支持者のユダヤ人も多く、自国を代表する連邦議員の入国阻止を同盟国に迫る異例事態に非難が相次ぐ。

 

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