東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

イタリア首相が辞意 政権崩壊 連立内の対立激化

20日、イタリアの上院で演説するコンテ首相(右)、左はサルビーニ副首相=ロイター・共同

写真

 【パリ=竹田佳彦】イタリアのコンテ首相は二十日、上院で演説し連立政権内の対立激化を受け、辞意を表明した。連立与党の極右政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相兼内相が八日、首相の辞任と解散総選挙を求めていた。

 政治危機を引き起こしたサルビーニ氏について「無責任だ。個人と党の利益を優先した」と非難。二十日中にマッタレッラ大統領に辞表を提出する考えを示した。今後、新政権発足に向け連立交渉が本格化する。

 コンテ氏は、十月末で任期満了となる欧州委員会の委員選びで欧州連合(EU)の組織や加盟国とのやりとりが重要な時期を迎えているとして、政治空白が「国を深刻なリスクに陥れる」と述べた。

 サルビーニ氏は八日、連立相手のポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」との亀裂が深まり、政権運営が進まないとして早期の解散総選挙を要求。同盟は九日、内閣不信任案を提出していた。

 同盟は二〇一八年三月の総選挙で得票率が17%、五つ星が32%だった。しかし「イタリア第一」を掲げて強硬な難民・移民政策などを進めた結果、支持が拡大。今年五月末の欧州議会選挙では34%に倍増し、17%の五つ星を大きく上回った。総選挙になった場合、第一党になる可能性が高い。サルビーニ氏は首相就任に意欲を見せている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報