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【国際】

イタリア首相、辞表提出 連立破綻 不信任案受け

 【パリ=竹田佳彦】イタリアのコンテ首相は二十日、マッタレッラ大統領に辞表を提出した。連立政権内の対立激化を受けて、連立与党の極右政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相兼内相が首相の辞任と解散総選挙を求めていた。コンテ氏は二十四日からフランスで開かれる先進七カ国首脳会議(G7サミット)には出席する見込み。

 コンテ氏は二十日、上院で辞意を表明。政治危機を引き起こしたサルビーニ氏について「無責任だ。個人と党の利益を優先した」と非難。次期欧州委員会の委員選びで欧州連合(EU)などとのやりとりが重要な時期を迎えているとして、政治空白が「国を深刻なリスクに陥れる」と懸念を示した。

 既に選挙運動を始めているサルビーニ氏は、コンテ氏に続き演説し「国民の審判を恐れはしない」と述べた。

 今後、連立の一翼を担ってきた左派系のポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と中道左派・民主党による連立政権の樹立を軸に、新政権の交渉が本格化する。学者らによる暫定的な実務内閣をつくり、二〇二〇年予算成立後に総選挙をするとの見立てもある。

 サルビーニ氏は、連立を組む五つ星との亀裂が深まり政権運営に支障が出ているとして、八日に早期の解散総選挙を要求。同盟は翌九日に内閣不信任案を提出していた。

 

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