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【国際】

イタリア首相が辞任 新政権、左派連立が軸

 【パリ=竹田佳彦】イタリアのコンテ首相が二十日、辞任し、昨年六月に左右両派のポピュリズム(大衆迎合主義)政党の連立で発足した政権は、わずか一年二カ月で崩壊した。マッタレッラ大統領は二十一日から国会の各政党・会派代表者と協議し、新政権発足へ連立の可能性を探るが、不安定な政情が続きそうだ。二十四日に仏南西部ビアリッツで始まる先進七カ国(G7)首脳会議はコンテ氏が出席する見込み。

 マッタレッラ氏は二十一日午後、上院議長との会談から協議を始め、連立解消と解散総選挙を求めたサルビーニ前内相率いる前連立与党の極右政党「同盟」などとも意見交換する。

 今後の対応は大統領に一任され、連立の枠組みによってはコンテ氏に再び組閣を要請することも可能。二〇二〇年予算を編成するため暫定的な実務内閣をつくり、来春に総選挙を実施するとの見立てもある。

 伊メディアによると、新政権は前政権で連立与党を担ったポピュリズム政党「五つ星運動」(二百二十議席)と野党・民主党(百十二議席)による左派連立を軸に進む。成立すれば議席数は半数(三百十五議席)を超える。

 民主党のジンガレッティ書記長は二十一日、「五つ星を忌避したことはないが、欧州観などで大きな意見の相違はある」と述べつつも、連立に意欲を見せた。ただ五つ星内には慎重論もあり、交渉は難航するとみられる。

 一方「イタリア第一」を掲げ、強硬な移民・難民対策で支持を広げている同盟は、極右「イタリアの同胞」、中道右派「フォルツァ・イタリア」と右派の連立を模索している。

 

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