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【国際】

日韓の主張、なお平行線 外相会談、対話継続は一致

 【北京=城内康伸】河野太郎外相は二十一日、訪問先の北京郊外で韓国の康京和(カンギョンファ)外相と会談した。河野氏は元徴用工問題で早期の対応を要求、「韓国側の責任で国際法違反の状態を是正するよう」強く迫った。康氏は輸出管理強化の撤回を求め、両国の溝は埋まらなかった。ただ、外交当局間の対話を続け、問題解決に向けて努力していくことでは一致した。

 日本が輸出管理上の優遇対象国から韓国を除外することを決定以来、両外相が会談するのは初めて。日本政府は二十八日に韓国を優遇対象国から外す措置の発動を控え、悪化した日韓関係は長期化しそうだ。

 河野氏は会談後、記者団に「日韓の最大の懸念事項である旧朝鮮半島出身労働者(徴用工)問題を解決しなければならないという思いは共有している」と述べた。ただ韓国外交当局によると、康氏は賠償を命じた韓国最高裁の判決は「司法の判断」という原則的な立場を繰り返したという。

 輸出管理を巡っては、韓国側によると、康氏は日本の措置を「今すぐにでも」撤回するよう要求。河野氏は「経済産業省も一定の条件が満たされれば会合に応じると言っている」と述べるにとどまった。

 河野氏は、韓国で広がる日本製品の不買運動や自治体で反日感情をあおりかねない条例案の提出が相次いでいることに懸念を表明。韓国政府に適切な対応を求めた。

 韓国側によると、二十四日に期限を迎える日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を、河野氏が取り上げた。康氏は「更新するか検討中」と説明した。

 

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