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【国際】

英に離脱代替案要求 国境問題巡り 首脳会談で独首相

 【ベルリン=近藤晶】ドイツのメルケル首相は二十一日、ベルリンを訪問したジョンソン英首相と会談した。英国と欧州連合(EU)が交わした離脱協定案の変更を求めるジョンソン氏に対し、メルケル氏は英領北アイルランドの国境問題について、具体的な代替案を提示するよう求めた。

 ジョンソン氏は首相就任後、初めての外遊。二十二日にはフランスのマクロン大統領と会談する。

 ジョンソン氏は会談前の共同記者会見で、EU離脱後の北アイルランドとEU加盟国のアイルランドの国境管理のあり方を巡る安全策「バックストップ条項」を協定案から削除するよう主張。メルケル氏は「三十日以内に解決策を見いだすことは可能」との認識を示し、「まずは英国の提案を聞くつもりだ」と述べ、具体案を示すよう求めた。

 ただ、メルケル氏は二十日、訪問先のアイスランドでの記者会見で、国境問題の現実的な解決策は検討するものの、協定案自体を見直すことはないとの考えを示している。

 ジョンソン氏は十九日にEUのトゥスク大統領に宛てた書簡でバックストップ条項の削除を正式に要請したが、トゥスク氏は一蹴。マクロン氏も二十一日、「英国が提案する再交渉は選択肢にはない」と述べるなど、EU側が協定案の再交渉に応じる余地は少ないとみられる。

 一方、独英両首脳は会見で、ロシアを先進七カ国(G7)の枠組みに復活させるようトランプ米大統領が訴えたことについて、時期尚早との認識を示した。会談では、二十四日から仏南西部ビアリッツで開かれるG7サミットを控え、イラン核合意を巡る問題やシリア情勢なども協議したとみられる。

 

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