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【国際】

ロシア「中距離ミサイル開発再開」 米に対抗、配備焦点

 【モスクワ=共同】中距離核戦力(INF)廃棄条約(二日失効)が禁じていたミサイルの発射実験に米国が踏み切ったことを受け、ロシアのプーチン大統領は二十一日、ロシアも「同様のミサイルの開発を再開する」と表明した。米国による欧州配備に警戒感を示し、配備の場合は「相応の対抗措置を取る」と警告した。

 ヘルシンキで行われたフィンランドのニーニスト大統領との共同記者会見で語った。射程五百〜五千五百キロを対象とするINF廃棄条約の失効後、米ロの軍拡競争が予想以上の速さで進むことが懸念される。今後は米ロが中距離ミサイルを実際に配備するかどうかが焦点となる。

 米国は、同条約の下で三十年以上も行われていなかった射程五百キロ以上のミサイルの発射実験を十八日に実施した。

 プーチン氏は、米国が実験したミサイルは巡航ミサイル「トマホーク」を地上発射型に変更したものだと指摘。米国の実験が「あまりに早かった」と述べた。米国はロシアが条約に違反するミサイル開発を進めたことを条約破棄の理由としていた。

 プーチン氏はまた、トマホークについて、米国がルーマニアやポーランドに設置するミサイル防衛(MD)システムから、プログラムを変えるだけで発射できると主張。「米国が欧州に中距離ミサイルを配備しないと表明したとは聞いていない」と述べ、ロシアにとってトマホークの欧州配備は「新たな脅威」になると懸念を表明した。プーチン氏は「米国が地球上のどこかの地域に配備しない限り、配備に踏み切らない」と強調。米国に対し、同ミサイルの配備を控えるよう改めて呼び掛けた。

 

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