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【国際】

英米首脳、孤立避け接近? ジョンソン首相、G7初参加

 【ビアリッツ=沢田千秋】英国のジョンソン首相は二十四日から、先進七カ国首脳会議(G7サミット)に首相として初めて出席し、国際舞台でデビューする。七月の就任以降、欧州大陸の首脳よりもトランプ米大統領と気脈を通じる間柄が取り沙汰されてきた。昨年、カナダで開かれたG7で保護貿易主義を巡って孤立したトランプ氏は、ジョンソン氏に秋波を送っており「六対一」だった首脳間の構図が「五対二」に転換する可能性もある。

 英国の最大の懸案である欧州連合(EU)離脱について、ジョンソン氏はEUに離脱協定案の再交渉を求めているが、EUは拒否しており、十月末に、市民生活を混乱に陥れる「合意なき離脱」も辞さない構え。欧州各国や英野党が反発する中、今月、訪英したボルトン米大統領補佐官は「トランプ氏の願いは十月末の離脱。合意なき離脱を熱烈に歓迎する」と欧州側を刺激した。

 また、イランを念頭に中東ホルムズ海峡の船舶護衛を担う米主導の有志連合について、英国は参加を決めた。イラン核合意の堅持に向け、イランを刺激しないよう参加に慎重な独仏とは一線を画した。

 米メディアによると、トランプ氏はG7について「なぜ出席しなければいけないか分からない」と否定的だが、ジョンソン氏については「他の首脳たちに先駆け最初に会いたい」とメッセージを送ってきた。

 EU離脱後、米国との早期の自由貿易協定締結が英経済の鍵となるだけに、トランプ氏のアピールをむげにできないジョンソン氏。しかし、トランプ氏が求めるロシアのプーチン大統領のG7復帰には明確に異を唱えるなど、是々非々の姿勢を崩していない。両首脳はビアリッツ入りする二十四日にも会うとみられていたが、英メディアによると、個別会談は二十五日に予定されている。

 

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