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【国際】

イラン核保有を認めず G7開幕、ロシア復帰先送り

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 【ビアリッツ=竹田佳彦】先進七カ国首脳会議(G7サミット)は二十四日夜(日本時間二十五日未明)、フランス南西部ビアリッツで開幕した。初日はイラン核問題に関しイランの核兵器保有を認めず、地域の平和と安定を守ることで一致。ウクライナ南部クリミア半島を併合しG8から排除されたロシアのサミット復帰についても議論したが、結論は先送りされた。

 二日目は世界経済について討議。世界経済が景気の下振れリスクに直面する中、成長と安定を支えるためG7が機動的な政策対応で協調することが不可欠との認識で一致した。安倍晋三首相や欧州各国首脳は自由貿易推進の重要性を強調した。

 初日の討議でトランプ米大統領が提唱しているロシアのサミット復帰を議論したが、具体的内容は非公表とされた。英独などは復帰は「時期尚早」と反対しており意見が対立した可能性が高い。トランプ氏は二十五日、「(G7首脳で)賛成する人も反対する人もいた」と述べた。

 イラン情勢について、安倍首相は「イランによるウラン濃縮レベル超過を深刻に懸念している。日本として粘り強い外交努力を継続する」と述べた。日本政府によると、中東ホルムズ海峡の安全確保に向けた米国の有志連合構想で議論はなかった。北朝鮮の核ミサイル開発については期間中に協議することを確認した。

 G7直前に主要テーマとなったブラジル北部アマゾン地域の熱帯雨林で急増している森林火災では、消火のために国際社会が協力することで一致した。

 日本政府関係者によると、夕食会を兼ねて実施した初日の協議は、当初予定の一時間半を大きく上回る約三時間にわたり各国がそれぞれの立場を表明した。

 

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