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【国際】

G7中にイラン外相を招待 米と緊張緩和、仏大統領探る

25日、フランス南西部ビアリッツで、会談するフランスのマクロン大統領(右から2人目)、イランのザリフ外相(左から2人目)ら=ザリフ氏のツイッターから、AP・共同

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 【ビアリッツ=竹田佳彦、カイロ=奥田哲平】イランのザリフ外相は二十五日、先進七カ国首脳会議(G7サミット)開催中のフランス南西部ビアリッツを訪問し、マクロン大統領やルドリアン外相らと会談した。AFP通信によると仏政府の働き掛けで訪問。同日離仏したザリフ氏はツイッターで「厳しい道のりだが、試してみる価値はある」と述べ、米国との緊張緩和へ前向きな姿勢を示した。

 フランス側は、イランの核兵器保有を認めず、地域の安定を求めることで各国首脳が一致した二十四日の討議結果を伝え、緊張緩和策を協議したとみられる。

 ロイター通信によると、マクロン氏はトランプ米大統領やイラン側に対し、イランが核合意の規制内容を順守する代わりに、原油輸出を部分的に認める仲介案を提示しているとされる。ザリフ氏は指導部の返答を伝えるために突然訪問し、仏政府関係者は「前向きな会談で、今後も継続する」と述べた。ザリフ、マクロン両氏は二十三日にもパリで会談していた。

 米国は核合意離脱に伴う経済制裁の再発動として、今年五月にイラン産原油の全面禁輸措置を始めた。昨年四月時点で一日当たり二百五十万バレルだった原油輸出量は数十万バレルまで減少している。ロイターによると、イランは核合意維持の条件として、少なくとも七十万バレル、最大百五十万バレルの輸出再開を求めているという。

 ただ、禁輸制裁はトランプ米政権の「最大限の圧力」の根幹で、米国が応じるかどうかは不明。イラン外交関係者は、米国が開発停止を求める弾道ミサイルについて「交渉しない」との原則を強調した。

 

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