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【国際】

文氏側近疑惑で強制捜査 ソウル地検、娘の母校など

27日、ソウルで、記者団に自身の立場を説明する法相候補のチョ国氏=聯合・共同

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 【ソウル=中村彰宏】ソウル中央地検特捜部は二十七日、文在寅(ムンジェイン)大統領の側近で法相に指名されたチョ国(チョグク)氏の娘が大学に不正入学し、奨学金を不正に受給したなどの疑いがあるとして、娘の卒業した高麗(コリョ)大など関係先の強制捜査に乗り出した。野党などはチョ氏に対する批判を強めており、文政権の国政運営にも影響が出る可能性がある。

 与野党は二十六日、チョ氏が法相に適任かを問う人事聴聞会を九月二、三日に開くことで合意。検察の捜査は聴聞会後になるとみられていた。同地検は「国民の関心が高く、客観的な資料の確保が遅れれば事実関係の確認が難しくなることを考慮した」と説明した。

 疑惑を否定しているチョ氏は二十七日、「捜査を通じてすべての疑惑が解明されることを願う」と述べた。

 不正入学については、娘が高校在学中に医科大の研究所で二週間、インターン勤務しただけで医学論文の著者に名を連ねて内申点を稼ぎ、名門・高麗大に筆記試験なしで入学した疑いがある。学歴社会の韓国で、不正入学に対する国民の目は厳しく、高麗大やチョ氏が教授を務めるソウル大などでは学生らが抗議の集会を開き、真相究明と法相の辞退を求めている。

 チョ氏を巡っては、家族ぐるみでの投資ファンド運営や資産隠しなどの違法性も指摘されており、検察はこれらも捜査する。

 チョ氏の疑惑が明らかになって以降、文氏の支持率は低下。軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄は、チョ氏のスキャンダルから国民の関心をそらすためではないかとの批判も出ている。

 

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