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【国際】

中国、法王任命の司教誕生 昨年の暫定合意後初めて

 【北京=中沢穣】中国政府が公認するキリスト教カトリック教会の中国天主教愛国会は、内モンゴル自治区の教区で新たに司教が任命されたと明らかにした。カトリック総本山のローマ法王庁と中国政府が、昨年九月に司教の任命方式で暫定合意してから初めての任命となる。

 愛国会のネットによると、任命されたのは同自治区のウランチャブ教区の司教で二十六日の任命式典には約千二百人の信徒らが出席した。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(英語版)は、式典に出席した聖職者の話として「式典では、ローマ法王フランシスコによる任命であると言及された」と伝えた。

 同紙によると、陝西省でも新たな司教が任命される。中国にある九十八教区のうち約三分の一で、教区を管轄する司教が空席になっているため、今後は暫定合意に基づいた任命が続くとみられる。

 中国は一九五一年にローマ法王庁と断交状態になり、中国のカトリック教会は政府公認の教会と非公認の地下教会に分裂した。昨年九月の暫定合意では、司教は中国側が選んだ候補の中から法王が任命するかたちで折り合ったとみられる。ただ、中国政府は「宗教の中国化」を掲げて宗教の管理を強めており、地下教会関係者に対する弾圧の強化が危惧されている。

 

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