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【国際】

英議会、離脱直前閉会へ 審議封じ「合意なし」強行か

26日、フランスのビアリッツのG7サミット、記者会見で質問に答えるジョンソン英首相=AP

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 【ロンドン=沢田千秋】英国のジョンソン首相は二十八日、エリザベス女王に対し、議会の新会期を告げる女王演説を十月十四日に行うよう依頼し、女王はこれを認めた。夏季休会中の議会は九月三日に再開するが、一週間ほどで閉会する見込み。新会期の開会から十月末の欧州連合(EU)離脱期限までは約二週間しかなく、離脱を強行したいジョンソン氏が「合意なき離脱」に反対する議会を封じる狙いがある。

 女王演説は新会期初日の恒例行事で、女王が上院で政府方針を読み上げる。

 首相官邸によると、ジョンソン氏は新会期が必要な理由を「国民保健サービス(NHS)や凶悪犯罪、教育など、国内の重要課題の議論のため」と説明。離脱問題との関連性を否定し「議員らには離脱を話し合う十分な時間がある」としている。

 現在の会期は、メイ前政権で総選挙が行われた直後の二〇一七年六月に始まった。主議題であるEU離脱審議が終わっていないため、休会を挟みながら約三百四十日間続いている。

 ジョンソン氏は七月の首相就任以降、十月末の離脱を最優先として、EUとメイ前首相が結んだ離脱協定案の変更を要請。EUは再交渉を拒否しており、両者が妥結しない合意なき離脱の場合でも、ジョンソン氏は十月末に離脱する意向を変えていない。

 

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