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【国際】

民主化活動家、相次ぎ逮捕 香港デモ、雨傘2指導者は保釈

30日、香港で保釈されて記者の質問に答える雨傘運動の元リーダーの周庭氏(左)と黄之鋒氏=共同

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 【香港=中沢穣】香港警察は三十日、民主化を求めた二〇一四年の雨傘運動の学生リーダーだった黄之鋒(こうしほう)(ジョシュア・ウォン)氏(22)と周庭(しゅうてい)(アグネス・チョウ)氏(22)を逮捕した。香港独立を訴える団体「香港民族党」の陳浩天(ちんこうてん)代表(28)や中国に批判的な立法会(議会)議員らも相次いで逮捕。香港では三十一日に大規模デモが計画され、当局は通信や集会を制限できる「緊急状況規則条例」(緊急条例)の発動もちらつかせる強硬姿勢を見せている。

 香港メディアによると、黄氏と周氏は六月二十一日に香港の警察本部を取り囲んだ抗議活動に関し、民衆を扇動したり、無許可の集会を組織したなどとされる。両氏は三十日夕、保釈金を支払い、夜間外出禁止の条件で保釈。周氏は「香港人は脅しに屈しない」と抗議を継続する意思を表明した。陳氏は二十九日夜、日本への出国目的で香港国際空港を訪れた際に暴動参加の容疑などで逮捕された。

 今回の抗議活動には明確なリーダーがおらず、黄氏と周氏はデモ参加や海外への発信などで活動に参加。日本語が堪能な周氏は六月に来日し、香港の将来への危機感を語っていた。

 香港政府は三十一日のデモに許可を出さなかったが、デモ封じに反発した市民らがデモを強行する可能性がある。林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は二十七日、「暴力的混乱を止めるあらゆる法律を検討する」と発言、事実上の戒厳令と批判される緊急条例発動を示唆しており、デモ参加者との対立が先鋭化する恐れがある。

 

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