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【国際】

チョ国氏の法相任命強行 文大統領 関係者に逮捕状請求も

9日、韓国大統領府で開かれたチョ国氏(右)の法相任命式で記念撮影する文在寅大統領=聯合・共同

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 【ソウル=中村彰宏】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は九日、娘の不正入学など疑惑が出ている側近のチョ国(チョグク)氏(54)を法相に任命した。文氏は公約に掲げる検察改革の実行を優先した形だが、野党は批判を強め、世論の反発も必至。検察は九日、チョ氏の妻の在宅起訴に続き、私募ファンドを巡る疑惑の捜査にも着手し、文氏は厳しい政権運営を迫られそうだ。

 文氏は任命式で、「深く悩んだ」と明かしつつ、任命に踏み切った理由について「本人が責任を取らなければならない明白な違法行為が確認されておらず、疑惑だけで任命されなかったら悪い先例になる」と述べた。また、検察改革を成し遂げるためには、チョ氏が必要だと強調した。

 チョ氏は「任命された趣旨を心に刻み、改革を実施する」と語った。

 チョ氏は、政権発足時から秘書官として文氏を支え、次期大統領候補とも目されていた。文氏は八月、検察改革の推進役として法相に指名。しかし、その直後から不正入学のほか娘の奨学金不正受給、家族ぐるみの私募ファンド投資など疑惑が相次いで浮上。検察が捜査に乗り出した。

 チョ氏は会見や国会聴聞会で疑惑を一貫して否定したが、検察は六日、大学教授を務めるチョ氏の妻が、娘が大学総長から受け取ったとする表彰状を偽造したとして私文書偽造の罪で在宅起訴。九日には私募ファンドを巡る横領や証拠隠滅教唆などの容疑で、ファンド運営会社の代表らの逮捕状を請求した。

 

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