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【国際】

男装でサッカー観戦し逮捕 イラン女性、抗議の自殺

 【カイロ=奥田哲平】男装姿でサッカー観戦をしようとして逮捕されたイラン人女性(29)が抗議の焼身自殺を図り、九日に死亡した。地元メディアが十日に伝えた。イランでは一九七九年のイスラム革命以降、一部の例外を除いて女性が男性スポーツを観戦することが禁じられており、国際社会から女性蔑視と批判を浴びている。

 女性は首都テヘランを拠点とするチームを応援。チームカラーにちなんで「青い少女」と呼ばれていた。三月にスタジアムに入場する際に「女性の服装規範を逸脱し、公共の秩序を乱した」とする容疑で逮捕された。

 女性は今月二日に禁錮六カ月の実刑が下されるとの見通しを耳にした後、裁判所前で自殺を図ったという。イランでは八月にも男装姿で入場を繰り返し、インターネット上に写真を投稿していた女性四人が拘束された。

 ロイター通信によると、国際サッカー連盟(FIFA)は女性の観戦禁止を見直すように勧告。イランでは十月に二〇二二年のワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア二次予選の試合が予定され、スポーツ省幹部は女性の観戦を一部認める考えを示していた。ただ、女性の権利拡大に寛容なロウハニ政権に対し、司法当局に影響力が強い、保守強硬派の宗教指導者の間には反対が根強いとされる。

 

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