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【国際】

「英離脱、再国民投票を」 キャメロン元首相、英紙に

キャメロン元首相=ゲッティ・共同

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 【ロンドン=沢田千秋】英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票を二〇一六年に行ったキャメロン元首相が、英紙タイムズのインタビューで初めて離脱について語り「打ちのめされた」と悔恨の日々を送っていることを明らかにした。一方で、ジョンソン首相の離脱方針を批判。再度、国民投票を行う必要性に言及した。

 キャメロン氏は、自叙伝出版を前に同紙のインタビューに応じた。

 国民投票では首相として残留を支持したが、結果は約52%と約48%の僅差で離脱派が勝利し、キャメロン氏は即座に辞任した。後任のメイ前首相は離脱交渉に失敗。ジョンソン首相は離脱期限を前に議会を閉会して審議を封じ、社会、経済を混乱させる「合意なき離脱」に進もうとしている。

 キャメロン氏は「国民投票の結果にはひどく打ちのめされた。毎日毎日、破れた事実や、違う結果だったらということを考えている」としたが、当時、EUを巡る議論が高まる中、国民投票は必要だったとして自身の決断は正当化。「私と同様、離脱したくなかった人々の激しい怒りは理解している」とした。

 当時、離脱キャンペーンをけん引したジョンソン氏や政権の実質的ナンバー2であるゴーブ内閣府担当相が、虚偽の情報を広めたとして「ひどい振る舞いで、彼らは真実を置き去りにしていた」と非難した。

 また、「次に何が起きるのか心から心配している。(現在の政治は)国を痛めつけている」と憂慮。ジョンソン氏が議会閉会を決め、党議拘束を破り合意なき離脱に反対した保守党議員の党籍を剥奪したことを「いずれ跳ね返ってくる。合意なき離脱も含め、賛同できない」と批判し「(政治の)行き詰まりを打開するため」として、再度の国民投票を選択肢に残すべきだとの考えを示した。

 

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