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【国際】

香港デモ、衝突やまず 条例撤回後、最大規模

 【香港=坪井千隼】「逃亡犯条例」改正案に端を発した抗議行動が続く香港で十五日、大規模デモが行われた。集まった若者らが中心市街地の道路を占拠。夜になって一部が火炎瓶を投げるなど過激化し、警察が催涙弾や放水で強制排除に乗り出した。香港政府が改正案の完全撤回を発表した今月四日以降としては最大規模のデモ。後手にまわった当局の対応に市民は怒りを募らせており、今後も香港情勢は混迷が深まりそうだ。

 デモの焦点は逃亡犯条例から、警察の暴力行為や民主的な選挙制度実現に移ってきている。この日のデモは、民主派団体が、国連「国際民主主義デー」の十五日に合わせ計画。許可は下りなかったが、若者たちが自発的に集まり数十万人が市街地を埋め尽くした。午後二時半、香港中心街の目抜き通りの東端をデモ隊が出発。当初は親子連れも多く平和的な雰囲気で行われ、「香港に再び光を」「革命の時だ」と声を上げた。

 だが夕方になってデモ隊の一部が過激化。「勇武派」と呼ばれる黒ずくめの若者たちが、地下鉄駅のガラスを鉄パイプで破壊。香港政庁のビルに向かって、火炎瓶や石を投げ込んだ。警察隊はデモ隊に向け、催涙弾を投げ付け、放水銃を発射。最後は警察車両とともに完全武装の警察官らが一斉に鎮圧した。けが人も多数出ており、香港メディアによると四十九歳の男性が重体だという。

 

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