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【国際】

イスラエル右派、過半数割れ 首相続投意欲、連立交渉へ

18日、イスラエル・テルアビブで支持者に応えるネタニヤフ首相=いずれもAP・共同

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 【カイロ=奥田哲平】イスラエル建国史上初のやり直し総選挙(国会定数一二〇)が十七日に実施され、十八日までの開票の結果、続投を目指すネタニヤフ首相率いる与党リクードなど右派・宗教勢力は過半数を下回る見通しとなった。対抗するガンツ元軍参謀総長らの中道政党連合「青と白」など中道・左派勢力も過半数に届かず、新政権の行方は今後の連立交渉に委ねられた。

 有力紙ハーレツ(電子版)によると、選挙管理委員会の暫定集計(開票率約90%)で「青と白」が三十二議席、リクードが三十一議席を獲得。ネタニヤフ氏が連立相手と想定する右派・宗教政党を合わせても計五十五議席前後にとどまる。アラブ系政党が十三議席の第三党に躍進しそうだ。投票率は69・4%だった。

 選挙結果が確定後、リブリン大統領が議席を得た各党代表から意見を聞いた上で、新政権を発足させる可能性が最も高い首相候補に組閣を指示する。首相候補に与えられる組閣期間は六週間。

支持者に手を振る中道政党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長(右)

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 ネタニヤフ氏は、十八日未明の演説で「シオニスト(ユダヤ人主義者)政府の結成に向けた交渉に入る」と述べ、従来の枠組みに限らない連立拡大の意向を示唆した。ガンツ氏は「われわれの作戦は成功した」と強調し、統一政府の樹立を目指す考えを示した。ただ、野党勢力も一枚岩ではなく、中道・左派だけでの連立は困難。ガンツ氏はネタニヤフ氏以外ならばリクードと連携する可能性がある。

 ネタニヤフ氏は四月の総選挙後の連立交渉に失敗し、国会を解散して再選挙に持ち込んだ。

 選挙戦では通算在任期間が十三年超で汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏が続投するか否かが最大の焦点となった。

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