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【国際】

チュニジア ベンアリ元大統領死去 「ジャスミン革命」で失脚

ベンアリ元大統領=AP・共同

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 【カイロ=奥田哲平】北アフリカのチュニジアのジン・アビディン・ベンアリ元大統領が十九日、死去した。八十三歳。二〇一一年の民主化運動「ジャスミン革命」を受けて失脚。二十年以上続いた独裁政権崩壊は、その後に中東各地で広がった「アラブの春」の先駆けとなった。AFP通信が伝えた。

 一九三六年に中部スース近郊生まれ。軍治安司令官や内相などを歴任。首相だった八七年に初代大統領ブルギバ氏を、病弱で職務遂行能力がないとして解任し、事実上の無血クーデターで権力を握った。

 女性のヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)着用を禁じるなど、イスラム勢力拡大の防波堤の役割を期待する欧米諸国との友好な関係を築き、年率4%の経済成長を実現した。一方で、秘密警察を使った言論弾圧で強権支配を敷き、親族も含めた汚職体質がまん延した。

 二〇一〇年十二月に失業中の若者が焼身自殺を図ったことを発端にした反政府デモが拡大し、一一年一月にサウジアラビアに亡命した。チュニジアは「アラブの春」で民主化に成功した唯一の成功例とされる。

 

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