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【国際】

イラン、女性のサッカー観戦解禁 イスラム革命後40年ぶり

10日、サッカー観戦のためイラン・テヘランのアザディ競技場に入場した女性観客ら=共同

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 【カイロ=奥田哲平】二〇二二年のサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア二次予選のイラン−カンボジア戦が十日、一九七九年のイスラム革命後初めて、イランの首都テヘランであり、女性サポーターの観戦が認められた。一部の例外を除いて女性の男性スポーツ観戦が禁じられ、国際社会から女性蔑視と批判を浴びていた。

 イランでは九月、男装して競技場への入場を試みた女性(29)が「女性の服装規範を逸脱し、公共の秩序を乱した」とする容疑で逮捕され、その後、焼身自殺した。国際サッカー連盟(FIFA)が女性の入場を認めるよう促していた。

 試合当日は七万八千人収容のアザディ競技場に三千五百人分の女性専用席が設けられ、国旗を振って応援。ツイッターに投稿された映像では、自殺した女性の名前を連呼する場面のほか、競技場外で入場を要求する女性たちの姿も見られた。試合はイランが14−0で勝利し、終了時に選手たちが観客席に近寄って感謝を示した。

 ロイター通信によると、ラビイー政府報道官は「女性の観戦を好意的に受け止めている。しかし、文化的、精神的な社会基盤を整える必要がある」と述べた。国内リーグなどで今後も自由に女性が観戦できるかは不透明だ。

 

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