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【国際】

アサド政権軍、北進 米大統領、シリア北部撤収指示

 【ワシントン=金杉貴雄、カイロ=奥田哲平】エスパー米国防長官は十三日、シリア北部に残る約千人の駐留米軍について、トランプ大統領が全面撤収させるよう指示したと明らかにした。一方、トルコ軍の軍事侵攻を受けるクルド人勢力は、アサド政権軍が国境沿いに展開することに合意。政権軍は十四日にシリア北部に進軍した。

◆米、トルコに経済制裁

 過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦のために駐留していた米軍に代わり、シリア北部にアサド政権の影響力が強まれば、二〇一一年から続く内戦の構図は大きく変わりそうだ。

 米CBSテレビのインタビューでエスパー氏は、トルコ軍が攻撃範囲を拡大させる一方、クルド側が政権軍に接近しているとして「敵対する軍の間で身動きが取れなくなる可能性が高い」と撤収理由を説明した。

 米メディアによると、米軍は今月末までにイラクに撤収する見通しで、シリア南部には百二十五人前後が残るという。シリア北部にはIS掃討作戦のために英仏軍なども駐留する。

 米国撤収で見捨てられた形となったクルド人勢力は「シリアの主権と国境を守るため」として、アサド政権の部隊展開を受け入れた。部隊は十四日にはトルコ国境から三十キロ地点にある要衝アインアイサなどに進軍した。

 一方、トランプ氏は十四日にはトルコに対する鉄鋼関税の50%引き上げや貿易協定を巡る交渉中止などの制裁措置を発表した。

 

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