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【国際】

シリア軍、国境沿い要衝に 米副大統領 トルコに停戦要求か

17日、トルコの首都アンカラで、握手を交わすペンス米副大統領(左)とトルコのエルドアン大統領=AP

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 【カイロ=奥田哲平】トルコ軍によるシリア北部への軍事侵攻を巡り、ペンス米副大統領が十七日、トルコの首都アンカラを訪問し、エルドアン大統領と会談した。即時停戦による沈静化を求めたとみられるが、トルコ側が説得に応じる可能性は低い。シリアのアサド政権軍とロシア軍は十六日、トルコ国境沿いの要衝アインアルアラブ(クルド名コバニ)に入った。

 クルド人勢力は、米軍撤収を受けてロシアを後ろ盾とする政権軍と連携する方針に転換。シリア人権監視団(ロンドン)によると、十五日に駐留米軍が拠点を置いた北部マンビジュなどに到達したのに続き、国境沿いのコバニまで進軍した形だ。過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と称した北部ラッカにも入ったもようだ。

 コバニはIS支配下に置かれていたが、二〇一五年にクルド人勢力が激戦の末に奪還した象徴的な町。政権軍がトルコ軍と衝突する懸念が高まるなか、エルドアン氏は「(政権軍の進軍は)極めて悪いというわけではない」と、クルド人勢力の武装解除を優先する考え。エルドアン氏は二十二日にプーチン・ロ大統領と会談する予定でシリア北部情勢の行方はロシアのかじ取りに焦点が移っている。

 トランプ大統領は十六日、「トルコの作戦は米国の問題ではない」と理解を示す一方、「停戦に応じなければ、経済に壊滅的打撃を加える」と警告するなど発言が二転三転している。トルコ紙ヒュリエトによると、エルドアン氏はこうしたトランプ氏に「付き合いきれない」とあきれているという。

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