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【国際】

英・EU 新離脱案合意へ 英議会での承認難航か

17日、ブリュッセルの欧州連合本部で、握手を交わすジョンソン英首相(左)とユンケル欧州委員長=AP

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 【ブリュッセル=沢田千秋】英国と欧州連合(EU)は十七日、新たなEU離脱協定案をまとめた。同日午後(日本時間同日深夜)から始まったEU首脳会議(サミット)で、英国を除く加盟二十七カ国の合意に至る見通し。英国のEU離脱期限が十月末に迫る中、合意の下での離脱に向けて大きな前進となるが、十九日に行われる英議会での採決は難航が予想される。

 英国のジョンソン首相はメイ前首相がEUと結んだ従来の協定案を変更するようEUに要請していた。EUは協定案の再交渉には応じない姿勢を貫いていたが、ジョンソン氏からの強い申し出により、この数日間、事務レベルの交渉が精力的に続けられていた。

 サミットを前に、ユンケル欧州委員長と共同会見したジョンソン氏は「英EU双方にとってすばらしい新協定だ。英議会が協力して離脱を遂げることを強く望む」と述べた。

 しかし、英議会でジョンソン氏率いる与党・保守党と閣外協力を結ぶ北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)は十七日、「(新協定案を)支持できない」との声明を出した。新協定案では離脱後の北アイルランドが、英国よりもEUの経済ルールの影響を強く受けることになるためで、DUPは「英連邦の統治を弱体化させる」と反発している。

 野党・労働党などもすでに、新協定案に反対の意向を示しており、DUPの支持がない場合、議会承認は極めて困難となる。英議会は十九日、異例となる週末の開会を決定。新協定案が承認されなければ、野党はジョンソン氏に離脱延期を強制する法律を適用する構えだ。

 

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