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【国際】

リュックに元教え子女性の腕 ロシア著名歴史学者、殺人で逮捕

ロシア遠征を再現してナポレオンにふんするオレグ・ソコロフ容疑者=2013年1月、サンクトペテルブルクで(AP)

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 【モスクワ=小柳悠志】ロシア・サンクトペテルブルクで著名な歴史学者が元教え子の女性を殺害し、遺体の一部を川に遺棄した疑いで逮捕された。ドストエフスキーら文人ゆかりの古都で起きた事件だけにメディアは文学作品を引き合いに書き立てている。

 逮捕されたのは、ロシアで最高学府とされるサンクトペテルブルク国立大准教授のオレグ・ソコロフ容疑者(63)。九日、泥酔して市内の川に転落し、救助されたソコロフ氏の持ち物のリュックから切断された腕が見つかり事件が発覚した。タス通信などによると、アパートから元教え子で交際していた大学院生(24)の遺体の一部が見つかった。交際トラブルがあり、容疑者が発砲したとしている。

 容疑者はフランス軍事史が専門で、ロシアに侵攻したナポレオンの研究で知られる。有力紙イズベスチヤが仏作家ラクロの小説の題名をもじって「危険な関係」と見出しをつける一方、別の大衆紙も「ドストエフスキーも思い付かない犯行」と衝撃を伝えた。

 ペスコフ大統領報道官は十一日、プーチン大統領がこの事件を把握していると強調した上で「醜悪な行為」と非難した。サンクトペテルブルクはロシア革命前の帝政ロシアの首都で、フランス文化の影響下で宮廷文化が花開いた。

 

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