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【国際】

北大教授、中国が解放 拘束2カ月 習氏の訪日前に

 【北京=坪井千隼】中国を訪問した北海道大の教授が中国当局に拘束された問題で、中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は十五日の記者会見で、教授を解放したことを明らかにした。拘束されていたのは同大教授の岩谷將(のぶ)氏だと明らかにし、「刑法と反スパイ法に違反した行為で取り調べたが、本人が罪を認め反省の意を示したので、訓戒し釈放した」と述べた。

 耿氏によると、国家安全部門が九月八日、教授が宿泊していたホテルで、中国の国家機密に関わる資料を押収。入手経緯などを取り調べた、としている。

 拘束から二カ月という早さでの解放は、来春に予定されている習近平(しゅうきんぺい)国家主席の国賓での訪日を前に、中国政府としても日中関係悪化を防ぎたい思惑があったとみられる。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官も十五日の記者会見で、教授が解放されて日本に帰国したことを明らかにし、「さまざまな機会で中国側に働き掛けてきた」と述べた。

 岩谷氏は中国近現代史が専門で、防衛省防衛研究所や外務省への勤務経験がある。  

 

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