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【国際】

西アフリカでIS台頭 マリ、ブルキナファソ、ニジェールで襲撃

ブルキナファソ東部で襲撃を受けたバス=8日、ロイター・共同

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 【ナイロビ=共同】西アフリカのマリ、ブルキナファソ、ニジェール一帯で「イスラム国」(IS)系勢力など過激派の襲撃が相次ぎ、治安が急速に悪化している。ブルキナファソ東部で六日、カナダの金鉱山会社の従業員が襲われて三十七人が死亡し、六十人以上が負傷した。ISは指導者バグダディ容疑者が先月死亡し中東で影響力は衰えたが、西アフリカが新たな一大拠点となる恐れがある。

 「バスが銃撃され、たくさんの人が死んだ」。六日の襲撃で生き延びた従業員が、ロイター通信の取材に語った。バス五台で移動中の出来事だ。戦闘員らは約一時間、銃を乱射し続けたという。

 隣国マリ北部では一日に軍拠点が襲われ兵士五十人以上が死亡し、ISが犯行声明を出した。九月三十日にも同様の事件で兵士約四十人が殺害された。

 二〇一二年にマリでクーデターが起き、混乱に乗じて国際テロ組織アルカイダ系勢力が台頭。ISに忠誠を誓う勢力も現れ、国境を越えて襲撃を繰り返すようになった。

 中東で両組織は敵対するが、マリ治安筋は「西アフリカでは連携している」と指摘。人身売買や金鉱山の違法操業、サハラ砂漠での麻薬密輸に関与している疑いがある。

 過激派は牧畜を営む貧しいイスラム教徒の若者を勧誘し、勢力を拡大。長年土地を巡り対立する農民との衝突も激化し、双方が村を襲撃し合い多数が死傷している。

 

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