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【国際】

IS帰還 欧米温度差 独・オランダ引き取り合意 仏のイラク移送、米が批判

 【ロンドン=藤沢有哉、カイロ=奥田哲平】拘束されている過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員とその家族の処遇問題で、英警察当局は14日、テロ行為準備の疑いで、トルコから入国した男(26)をロンドン・ヒースロー空港で拘束した。トルコが11日から出身国への国外追放を始めた元戦闘員の1人とみられる。当初は帰還に後ろ向きだった欧米への受け入れ圧力が強まっている。 

 英紙テレグラフによると、男はISに合流するためにシリアを目指したが、渡航前のトルコで身柄を拘束されていた。ドイツにも14日、送り返された男女7人が到着。トルコとギリシャ国境地帯で立ち往生していた米国人戦闘員についてソイル内相は15日、米国が受け入れに同意し、空路で送り返したと明らかにした。

 戦闘員らの処遇を巡っては約1200人を収監中のトルコが11日に第1弾として25人を追放すると表明。トルコが半ば強引に送還を始めたことで、ドイツとオランダは身柄を引き取ることで合意した。

 一方、シリア北部では約1万人の戦闘員とその家族がクルド系民兵組織が管理運営する施設で拘束。フランスは同国籍者をシリアから隣国イラクに移送して裁判にかける異例の手段を取っている。ロイター通信によると14日、米国務省のセールス対テロ調整官は「他国に訴追と投獄を頼むのは可能な選択肢ではない」と暗にフランスを批判した。これに対し、ルドリアン仏外相は「彼らが罪を犯した近くで裁かれるべきだ」と反論し、対応が分かれている。

 

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