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【国際】

「未来のため対策急務」 COP25閣僚級会合始まる

 【マドリード=共同】スペイン・マドリードで開かれている国連気候変動枠組み条約第二十五回締約国会議(COP25)は十日、各国の首脳や環境相らが参加する閣僚級会合が始まった。地球温暖化による海面上昇の被害に直面する太平洋の島国からは「被害は急速に悪化している」「未来のため対策は急務だ」と危機感の表明が相次いだ。議長を務めるチリのシュミット環境相は「温暖化は干ばつや火災、洪水で社会と環境を危機に陥れている。今回はこれまでの行動を変える会議だ」と対策強化を呼び掛けた。小泉進次郎環境相は十一日に演説する。

 パリ協定に基づき各国が掲げる温室効果ガスの排出削減目標を達成しても、気温は今世紀末までに三度上昇し、海面上昇も深刻になると予測されている。太平洋の島国キリバスの大統領は「(対策強化を求める)若者の動きや科学的な予測があるのに必要な行動が欠けている」と指摘。ツバルの首相は化石燃料の利用をやめるように迫った。

 一方、欧州連合(EU)は「二〇五〇年までに温室効果ガス排出の実質ゼロを目指したい」との意向を示した。発展途上国への資金支援の増額を明言する国もあった。

 COP25では、加速する温暖化に対処するため、どれだけの国が削減目標の引き上げを表明するかに注目が集まる。来年のパリ協定の本格始動を控え、一部積み残しとなっている実施ルール作りも焦点だ。他国への技術支援などに伴う温室効果ガスの排出削減を自国の削減とみなし、目標の達成に充てる仕組み作りで合意を目指す。

 

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