東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

親中派重鎮の辞任要求 惨敗の国民党 若手危機感

 【台北=迫田勝敏】台湾総統選で惨敗した最大野党国民党の若手グループが「親中的な党の主張が原因」として、親中派の党重鎮らの辞任などを要求するなど改革を訴え始めた。十三日の台湾主要紙が伝えた。党中央は十五日、中央常務委員会を開き、呉敦義(ごとんぎ)党主席の辞任を決め、今後の対応を検討する。

 若手グループは、羅智強(らちきょう)台北市議ら地方議員が中心。十二日、党中央に呉党主席の即時辞任、立法委員(国会議員)選の比例代表で当選した呉斯懐(ごしかい)氏を即時辞職させ、代わりに謝龍介(しゃりゅうかい)台南市議を充てることなどを要求した。

 呉斯懐氏は元軍中将で、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席の講話を中国で聞き、中国国歌を歌うなど親中色が強く、党内外で批判があった。呉氏は退役軍人ら組織の支援を受けて出馬したとして、辞職要求を拒否している。

 若手からは、一九九二年に中台の対話窓口機関が「中国は一つで、中台は不可分」との原則を確認した「九二年合意」は時代に適応していないとして「党は二度と合意を提起すべきでない」(台中市議)と“中国離れ”を求める声も上がる。

 今回の総統選では中国と距離を置く民進党の蔡総統が史上最多得票で再選され、親中姿勢を取る国民党の韓高雄市長は惨敗。識者の間では国民党はこのままでは中間層に支持を広げられず存続困難との指摘があり、「台湾化」が必要という声も出ている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報