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【国際】

プラハ、台北と姉妹都市に 北京とは解消 中国反発か

 【ベルリン=近藤晶】東欧チェコの首都プラハ市は十三日、台湾の台北市と姉妹都市協定を締結した。プラハは以前、中国・北京市と同様の協定を結んでいたが、協定に盛り込まれていた「一つの中国」原則の条項を巡って昨年十月に協定を解消していた。中国側の反発が予想される。

 チェコ・テレビなどによると、プラハのフジブ市長は演説で「台北とプラハの友好関係は何年も前に始まった。何よりも道徳的な選択だ」と強調。プラハを訪れた台北の柯文哲(かぶんてつ)市長と共に協定書に署名した。

 医師でもあるフジブ氏は台湾に留学経験がある親台派。十二日付独紙ウェルトへの寄稿で、北京市との協定にあった「非常に政治的な条項」だけを削除するよう要求したが、協定全体を解除するよう求められたと説明。「私たちは台湾やチベットの独立に声を上げるべきだ」と主張した。

 またフジブ氏は中国は「信頼できないビジネスパートナーだ」と指摘。協定解消を巡る対立を受け、プラハのオーケストラの訪中が拒否されたことなど、中国側が芸術やビジネスの分野で政治的な圧力をかけていると批判した。

 フジブ氏は二〇一八年十一月にプラハ市長に就任。所属する「チェコ海賊党」は国政では第三党。ゼマン大統領は経済分野の実利を狙って中国重視政策を進めている。

 

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