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【国際】

新型肺炎「変異、拡散恐れ」 中国会見 死者9人、患者440人

新型コロナウイルスによる肺炎について記者会見する中国の国家衛生健康委員会の幹部ら=共同

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 【ニューヨーク=赤川肇、北京=坪井千隼】中国湖北省武漢市を中心に、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大している問題で中国政府は二十二日、記者会見を開き、死者は九人になり、感染が確認された患者数は四百四十人に増えたと明らかにした。また米疾病対策センター(CDC)は二十一日、米国で初めて感染が確認されたと発表した。

 中国メディアによると、マカオ政府は二十二日、患者一人が確認されたと発表。感染は日本やタイ、韓国でも確認されており、感染が世界的に拡大している。

 会見した中国国家衛生健康委員会の当局者は、「ウイルスが今後、変異する可能性があり、さらに拡散する危険性がある」と危機感をあらわにした。感染拡大を封じ込めるため空港や駅などでの検査や、患者の早期発見、隔離を徹底するという。

 CDCによると、米国で初めて確認された患者は、武漢市から十五日に帰国した西部ワシントン州シアトル近郊に在住する三十代男性。体調不良を訴えて十九日に自ら診察を受け、検体検査で感染が判明。感染対策として州内で入院中だが、状態は安定しているという。

 CDCは「国内外でさらなる症例を想定している」と感染拡大の可能性を指摘し、国際空港で入国者に対する監視体制を強化している。

 中国では二十四日から始まる春節(旧正月)休暇で多くの人々が帰省したり、国内外を旅行するため、感染拡大に拍車がかかることが懸念される。世界保健機関(WHO)は、二十二日にジュネーブで緊急委員会を開き、新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうかを判断、感染拡大防止策を協議する。

 北朝鮮に隣接する中国遼寧省丹東市の複数の旅行会社によると、北朝鮮当局は、新型ウイルス肺炎の予防措置として、中国からの旅行客受け入れを停止した。

 

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