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【国際】

閑散、静まる春節 北京、伝統の縁日中止

25日、上海市で、旧正月にもかかわらず観光客が少ない豫園周辺の商店=白山泉撮影

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 【北京=共同】新型コロナウイルスによる肺炎が猛威を振るう中国は二十五日、異様な静けさの中で春節(旧正月)を迎えた。政府が感染拡大を防ぐため外出しないよう呼び掛けており、伝統的な縁日「廟会(びょうえ)」は中止、ディズニーランドも休園となった。市民らには「仕方がない」と理解する声が多かった。

 北京市中心部にある地壇公園では二十九日まで予定していた廟会が中止に。太鼓や銅鑼(どら)の音に合わせた恒例の獅子舞や伝統舞踊は披露されず、静まり返っていた。市民の姿はまばらで、黒い制服の警備員ばかりが目立った。

 北京の故宮博物院も休館し、周辺は人影が少なく閑散としていた。共産党機関紙、人民日報(電子版)は新年のあいさつをインターネット上で済ますよう呼び掛けた。

 地壇公園に毎日散歩に来るという無職男性(66)は「政府の対応に賛同だ」と強調。廟会の中止も「残念ではない」と明るく振る舞った。

◆上海宅配サービス縮小

 【上海=白山泉】上海では感染拡大を防ぐ措置の影響で、配食サービスや観光地の商売に影響が出ている。

 同市内のあるマンションでは「肺炎の拡大を防ぐため」として、外食や通販などの宅配サービスの従業員が玄関先まで配達することを禁止。マンションのエントランスに届いた荷物を自分で自宅まで持ち帰るよう通知した。

 同市を代表する観光スポット、豫園も二十四日から参観が停止されており、近くの商店で白酒を販売する男性店員は「いつもの春節なら人がいっぱいで歩けないくらいなのに、ことしは閑散としてる。あなたも肺炎に気を付けて」と苦笑い。商店が立ち並ぶ通りは人がまばらで、マスク姿でスマホを眺める店員が目立った。

 

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