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【国際】

大統領、初の反中絶集会出席 保守層固め

 【ワシントン=金杉貴雄】トランプ米大統領は二十四日、ワシントンで開かれた人工妊娠中絶に反対する大規模集会「命のための行進」に現職大統領として初めて出席した。賛否が激しく対立する問題のため、歴代大統領は直接の出席を避けてきたとされるが、トランプ氏は大統領選での再選に向け、保守層の支持固めのために踏み込んだ形だ。

 トランプ氏は演説で「就任初日から胎児を保護する措置を講じてきた」と強調。中絶に反対する可能性のある保守系判事を多数任命し、特に連邦最高裁で全九人のうち過半数の五人を保守系にしたことをアピールすると、参加者から「さらに四年」と再選を求める連呼が起き、さながら支持者集会の様相となった。

 今回出席したのは、中絶に反対するキリスト教右派の福音派など保守層の支持をより強固にしたい狙いがある。野党民主党は、中絶の権利を支持する立場をとっている。

 集会は一九七三年一月に連邦最高裁が中絶の権利を認めた歴史的判決を受け、反対のため翌年から始まり今年で四十七回目。毎年全米から推定数万人から数十万人が参加しているが、これまで中絶に批判的な共和党の大統領でも出席はせず、トランプ氏も昨年はビデオ出演だった。

 最高裁は新たに中絶の問題を審理し六月にも判断する見通しで、結果次第では十一月の大統領選挙に影響を与える可能性もある。

 

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