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【国際】

「封鎖」武漢 感染増深刻 新型肺炎対応追われ 1週間で病院建設へ

 【上海=白山泉】新型コロナウイルスによる肺炎の発生地とみられる中国湖北省武漢市では、感染者の急増で病床や医療物資の不足が深刻化している。このため専門病院をわずか一週間で建設するほか、各地から医師も応援に駆け付けるなど支援の動きが広がっている。 

 「日を追うごとに症例が増えている。感染拡大は深刻な状況です」。人民日報は二十四日、武漢市の病院で働く職員の声を伝えた。湖北省の衛生当局は「第二の流行期に入っている」と指摘する。

 省内の新型肺炎患者は同日までで計七百二十九人で、死者は計三十九人。患者数は二週間前から約十八倍に拡大し、感染者と密接に接触したために経過観察が必要な患者も約四千七百人いる。

 中国メディアによると、武漢市内の大半の病院で病床が足りなくなり、一般の患者を通路に移すなどして病床を確保している病院もある。同市が「都市封鎖」をしたことが市民の不安につながり、医者にかかろうとする人が増えていることも、医療資源の不足につながっているという。

 建設中の専門病院は約千三百人を収容でき、二千人の作業員を昼夜問わず投入。中国中央テレビは建設現場で多くのショベルカーが整地し、マスク姿の従業員が作業に当たる映像を放映した。

 こうした状況に春節(旧正月)を祝う同日夜のテレビの特別番組では、司会者らによる「がんばれ武漢。がんばれ中国」などのメッセージが流れたほか、武漢市内で治療に当たる医師の様子も中継。中国全体が一致団結してこの危機を切り抜けようというムードをつくっている。

 

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