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【国際】

中国春節休み、2日まで延長 上海企業は9日まで

27日、中国・武漢入りした李克強首相(中)。中国の短文投稿サイト「微博」の中国政府公式アカウントに投稿された=共同

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 【北京=坪井千隼】中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、中国国営メディアなどは二十七日、国内の死者が八十一人、感染者が二千八百二十三人になったと明らかにした。感染拡大の勢いは止まらず、中国政府は同日、今月三十日までとしていた春節(旧正月)の休日を二月二日まで延長すると発表した。

 また、上海市政府は二十七日、市内の企業に対して二月九日まで営業を認めない措置を取ると発表した。政府による春節の休日延長よりもさらに踏み込んだ対応で、インフラ企業や薬品、食品スーパーなどは対象外とした。

 春節休日の延長は極めて異例。企業活動や役所の再開を遅らせることで人と人の接触の機会を減らし、感染拡大を抑えるのが狙いだ。だが、国内ではチベット自治区を除くすべての省と直轄市、自治区で患者を確認。日本や韓国、米国など中国以外でも四十人以上の感染者が出るなど拡大が続いており、延長の効果は未知数だ。

 新型肺炎対策指導グループのトップを務める李克強(りこくきょう)首相は二十七日、現地視察のため武漢入りし、医療関係者らを激励した。

 同日に記者会見した中国国家衛生健康委員会の当局者によると、感染者との密接接触者、計三万二千七百九十九人の経過を管理している。また、湖北省を訪れた感染リスクが高い人についても、地域を通じ健康状態を監視する。同委員会の当局者は「外出や人の集まる場所に出かける機会を減らすことが最も感染拡大阻止に有効だ」と強調した。

 一方、武漢市の周先旺(しゅうせんおう)市長は二十六日夜、武漢が二十三日に事実上の「封鎖」となる前に、約五百万人が帰省や旅行ですでに武漢を離れていたと明らかにした。また周市長は二十七日、中国メディアのインタビューで、新型肺炎の初期対応について、情報公開が「速やかでなかった一面がある」と認めた。

 中国政府は二十七日、感染拡大防止のため、国外への団体旅行禁止措置を発動した。

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