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【国際】

湖北省、感染1万4840人急増 死者242人増で診断方法を変更

 【北京=中沢穣】中国国家衛生健康委員会は十三日、新型コロナウイルスによるCOVID19の感染者が五万九千八百四人、死者が千三百六十七人になったと発表した。湖北省では検査キットに頼らず医師の臨床診断によって感染を確認する方法を本格化させたため、同省での感染者は、前日から一万四千八百四十人(うち臨床診断一万三千三百三十二人)、死者は二百四十二人(同百三十五人)増加した。

 これまで発表されてきた湖北省の感染者や死者の数は実態を反映しておらず、実際は数倍にのぼるとの批判があった。ただ、感染確認方法の変更は、過去にさかのぼっては適用されない。湖北省以外では、検査キットを使う従来の確認方法を続けるとみられる。

 湖北省衛生健康委員会が診断基準を変更し、現場の医師の診断によって感染を確認する方針を示していた。コンピューター断層撮影(CT)検査などに基づいて、早期に診断を下すことによって感染者の治療や隔離を早める目的がある。

 中国メディアによると、鼻やのどの粘膜を検査して感染を確認する従来の方法では、発症の初期では陽性反応がでないケースも多かった。武漢市などの医療機関では検査キットの不足も深刻化しており、感染が確認されずに隔離の対象にならない患者から感染が広がったとみられている。

 一方、中国共産党は十三日、湖北省と武漢市のトップである党委員会書記を更迭する人事を発表した。湖北省では〓超良(しょうちょうりょう)氏(62)を解任して上海市の応勇(おうゆう)市長(62)を充て、武漢市では馬国強(ばこくきょう)氏(56)にかえて山東省済南市の王忠林(おうちゅうりん)党委書記(57)を就ける。

 応氏は、習近平国家主席が浙江省党委書記だった時の部下で、司法・公安分野での経験が長い。感染拡大を止められなかったことの責任を前任者に負わせ、湖北省への関与を強めていく意図があるとみられる。

 ※〓は草かんむりに将

 

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