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【国際】

<米大統領選>ブルームバーグ氏 広告に460億円、支持率3位 民主候補者選び、混戦拍車

13日、米南部ノースカロライナ州で、支持者と握手を交わすブルームバーグ前ニューヨーク市長(中央)=AP

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 【ワシントン=金杉貴雄】米大統領選に向けた野党民主党の候補者選びで、世界有数の大富豪ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)が急速に支持を伸ばし、全国支持率平均で三位に浮上した。今月の予備選などに参戦しない代わりに、自己資金で約四億二千万ドル(約四百六十億円)の巨費を広告に投じた効果が出たとみられる。同氏の来月からの本格参戦で、混戦ぶりに拍車がかかりそうだ。

 ブルームバーグ氏は一月下旬、全国支持率平均でブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長と四位争いをしていたが、一カ月弱で7ポイント上がり、14・2%(十二日現在)になった。中道派バイデン前副大統領の支持急落の受け皿となっている。候補者選び初戦アイオワ州での躍進で全国に知られたはずのブティジェッジ氏は、3ポイント増の五位どまりでブルームバーグ氏が大きく上回っている。

 支持率上昇の要因となっているのは、頻繁に流れる多種類のテレビCMなどの広告。市長時代にオバマ前大統領と協力したことなどをアピールしている。米メディアによると、昨年十一月末の出馬表明から三カ月で投じた約四百六十億円は、以前から運動するサンダース上院議員やブティジェッジ氏の十倍にあたる。

 ライバル候補は危機感を強めている。左派で超富裕層を批判するサンダース氏やウォーレン上院議員は「大統領職をカネで買うべきではない」「民主党の候補者に大富豪はふさわしくない」などと非難している。

 バイデン氏も、ブルームバーグ氏が市長時代、人種差別的だとされる「ストップ・アンド・フリスク」と呼ばれる警察官による不審人物への路上検査を支持したことを批判。「カネで過去の経歴は消せない」と強調した。

 ワシントン・ポスト紙は、同氏が妊娠女性にセクハラ発言をしたとして、過去に訴えられたことを報じた。市長になった際は共和党の所属だったことも問題視されている。

 ブルームバーグ氏は、各州の予備選などが集中する三月三日の「スーパーチューズデー」から参戦する。米誌フォーブスの長者番付によると、純資産は五百五十五億ドル(約六兆円)で世界九位。共和党のトランプ大統領は七百十五位。

 

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