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【国際】

韓国保守系3党合流 4月総選挙に向け攻防

17日、ソウルで、新政党「未来統合党」の発足式で支持者に手を振る黄教安代表(中央)=共同

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 【ソウル=境田未緒】韓国の最大野党「自由韓国党」など保守系三党が合流して新党「未来統合党」を結成し、国会で十八日、新党として初の議員総会が開かれた。四月の総選挙を前に、二〇一六年末の朴槿恵(パククネ)前大統領の弾劾訴追に伴って分裂した保守勢力が再結集した形だが、総会では自由韓国党が少数党を「吸収合併」したかのような雰囲気が漂い、一部から不満の声が上がるなど足並みのそろわない第一歩となった。

 国会定数三〇〇のうち、第一党で革新系の与党「共に民主党」は百二十九議席を占める。百五議席を持つ自由韓国党と「新しい保守党」(七議席)、「前進党」(一議席)が十七日に合流し、共に民主党に次ぐ計百十三議席となった。

 十八日の議員総会では、自由韓国党以外の少数党出身の議員だけあいさつを求められるなど、「新入り」のお披露目の場のような様相となった。一部の議員からは「このようなやり方はだめだ」と批判の声が上がった。

 総選挙で未来統合党が躍進すれば、任期後半に入っている文在寅(ムンジェイン)政権のレームダック(死に体)化が進む。十七日発表の世論調査では、共に民主党の支持率が39・9%に対し、自由韓国党は32%。新しい保守党は3・9%で、新党結成によって選挙で躍進する可能性がある。

 自由韓国党代表で新党でも代表を務める黄教安(ファンギョアン)氏は十七日の結党式で「文政権に審判を下し、自由民主主義を守ってほしいという国民の叫びが、未来統合党の出発を導いた」と述べた。新党が共に民主党を上回るには、保守勢力をまとめつつ、中道層をどこまで取り込めるかが重要になる。だが、朴政権時代の与党「セヌリ党」が復活した印象があり、反発も少なくない。

 少数与党の共に民主党は、革新系「正義党」などの協力を得ながら苦しい政権運営を強いられてきたため、四月の総選挙で過半数を狙う。だが十四日に発表された世論調査では、総選挙で与党の議席増を期待するのは43%で、野党の議席増を支持する45%がわずかに上回った。

 また今後の政権運営のカギを握る可能性がある中道系「正しい未来党」は十八日、前回の大統領選に出馬した安哲秀(アンチョルス)氏に近い議員ら九人を除名。四月十五日の投開票に向けて、激しい攻防が続いている。

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