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【国際】

マハティール首相辞任 マレーシア混乱深まる

22日、クアラルンプール近郊で、マレーシアのマハティール首相(手前右)と握手するアンワル元副首相=AP・共同

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 【バンコク=北川成史】マレーシア政府は二十四日、マハティール首相(94)が国王に辞表を提出し、受理されたと発表した。後継者を巡る与党連合の内部対立に区切りをつける狙いとみられる。国王は同日、次の首相が決まるまでマハティール氏が暫定首相を務めるように命じたが、突然の辞意表明は国内政治に一層の混乱をもたらしそうだ。

 与党連合を構成する四党は二〇一八年五月の総選挙前、マハティール氏が首相に就いた後、アンワル元副首相(72)に禅譲することで合意。総選挙で勝利し、当時九十二歳のマハティール氏が十五年ぶりに首相に返り咲いた。

 だが最近、与党連合内で、二三年の次期総選挙までマハティール氏の首相継続を望む勢力と、アンワル氏への早期の禅譲を求める勢力が対立。マハティール氏支持派の議員が野党と連携し、新たな連立政権を探る動きも出ていた。

 マハティール氏が率いてきたマレーシア統一プリブミ党(PPBM)は二十四日、与党連合から離脱すると発表。今後、連立の枠組みを巡る交渉が活発化するとみられ、後継者選びは不透明感が増している。マハティール氏は一九八一年に一回目の首相に就任。日本の経済成長などをモデルにした「ルックイースト(東方)政策」を提唱し、二〇〇三年までの長期政権を率いた。

 アンワル氏は副首相を務めていたが一九九八年、マハティール氏との意見の対立から解任され、逮捕された。二〇一八年の総選挙で政権交代を実現するためマハティール氏と共闘したが、複雑な関係にある。

 

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