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【国際】

新型肺炎 「世界的大流行」否定 WHO、各国で突然増懸念

 【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は二十四日、新型コロナウイルスの感染が韓国やイラン、イタリアなどで広がっていることについて「突然増えていることは非常に懸念されるが、制御不能状態で世界中に広がっているわけではない」と述べ「パンデミック(世界的大流行)という言葉を使うのは事実に即していない」と強調した。

 記者会見でテドロス氏は「エピデミック(局所的流行)が、パンデミックになったのではないかという臆測が出ている」と指摘。WHOは一月三十日に緊急事態宣言を出しており、同氏は感染拡大防止に向けた各国の取り組み継続を改めて求めた。WHO当局者も、中国での新規感染者数が減っていることから「パンデミックという流れにはなっていない」と指摘。中国は「非常に高い」、周辺地域や世界全体は「高い」としている危険性評価を基に、各国での状況に応じた対策の重要性を説いた。

 テドロス氏はまた、中国での活動を終えたWHO国際調査団からの情報として、新型コロナウイルスによる肺炎の致死率は最も感染者の多い中国・武漢で2〜4%、武漢以外では0・7%だと説明。軽症者は約二週間、重症者は三〜六週間で回復しているという。

 グテレス国連事務総長は二十四日、WHO本部を訪れテドロス氏らと会談。記者団に「必要なことを全てしなければ事態が制御不能になり、世界の保健や経済に甚大な被害をもたらす可能性もある」と述べ、WHOへの協力を呼び掛けた。

 

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