東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

アフガン大統領就任式延期 米要請受け 政府混乱回避

 【バンコク=岩崎健太朗】アフガニスタンの大統領選で再選したガニ大統領は、二十七日に予定していた二期目の就任式の延期を決めた。次点に終わった政権ナンバー2のアブドラ行政長官が選挙の不正を訴え、結果の受け入れを拒否するなど対立が激化。米国が政府内の混乱回避のために延期を要請した。

 アフガンでは、米国と反政府勢力タリバンによる「七日間の暴力行為の削減」が進行中。事実上の停戦措置にあたり、双方が履行されたと認めれば、二十九日に和平協定に署名する予定で、和平を前進させたい米国がガニ、アブドラ両氏の仲裁に入った形だ。

 米国務省は声明で「タリバンとの戦争を終結させ、国内協議を通じて国民の利益になる解決法を見いだすことに焦点を当てるときだ」と求めた。

 地元メディアによると、独自の政権樹立を宣言したアブドラ氏は自身の支持基盤から州知事の任命を進め、ガニ氏と同日に大統領就任式を計画するなど確執が深刻化。米、タリバンの和平締結後にはアフガン国内の和平協議に移る見通しだが、このまま分裂状態に陥れば、タリバンと交渉する政府側の足並みが乱れる恐れがある。

 一方、停戦措置が始まった二十二日以降も、タリバンによる攻撃は複数報告され、民間人や治安部隊に死傷者が出ている。

 ただ、トランプ米大統領はインド訪問中の二十五日の記者会見で「これまでは最小限の暴力行為に抑えられている」と和平締結を急ぎたい意向を強調した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報