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【国際】

新型肺炎 イタリアで感染急増 フランスで試合 ユベントス応援に賛否

 【パリ=竹田佳彦】新型コロナウイルスの感染者がイタリアで急増する中、隣国のフランス中部リヨンで二十六日夜、サッカー・チャンピオンズリーグのリヨン対ユベントス戦が開かれた。感染への懸念から反対する声もあったが、開催に踏み切った。

 ユベントスの本拠地は伊北部トリノにあり、イタリアからはサポーター約三千人が来場、約六万人が入るグルパマスタジアムはほぼ完売状態になった。四十五人以上の感染者が出ている伊北部エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャから訪れた女性(43)は、仏メディアに「私たちは健康で落ち着いている。大げさだ」と訴えた。

 野党議員らは「完全に無責任な対応」と厳しく批判。仏政府はイタリアの一部地域から帰国した子どもらに二週間登校せず、自宅待機を求めており「矛盾した対応」とも指摘した。パリ在住の会社員女性(58)は「感染者が出てからでは遅い。無観客試合にするべきだった」と述べた。

 試合に先立ち、リヨン市のコロン市長は「スタジアムは開放空間だから問題ない」との認識を示し、ベラン仏保健相も「トリノは流行地域から遠く離れている」と開催を後押しした。

 一方、イタリア国境に近い仏南東部のニース市は同日、開催中のカーニバルの会期を一日短縮し、平日の二十八日で終了すると発表。週末にイタリアから多くの観客が流入することを防ぐ狙いとみられ、リヨンとは対応が分かれた。

 

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