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【国際】

<新型コロナ>人工呼吸器増やせ 英で異業種タッグ ダイソン1万台 日産も前向き

 【ロンドン=藤沢有哉】新型コロナウイルスの感染者が増加する英国で、治療に必要な人工呼吸器の製造や開発に自動車、航空機メーカーが取り組み始めている。機器不足を懸念する英政府が業種の垣根を越えた支援を要請。英工場を持つ日産自動車も前向きな姿勢を示す。

 英メディアによると、国内の公的医療では現在、約八千二百台の人工呼吸器が使えるが、英政府は少なくとも三万台が必要と推計。このため今月中旬に医療分野以外のメーカーにも協力を要請。三十日までに製造を始め、一カ月以内に計五千台を納めるよう求めた。

 二十五日の英BBC放送によると、英政府は家電大手ダイソンに一万台の人工呼吸器を注文した。

 新型ウイルスの影響による経済活動の縮小で工場を閉鎖中の自動車や航空宇宙関連メーカーは、医療機器メーカーなどと企業共同体を形成。各社それぞれが専門技術の提供を約束し、人工呼吸器の製造、開発を急いでいる。欧州航空機大手エアバスは3Dプリンターを使った部品製造、F1で有名な英自動車メーカーのマクラーレンは設計での貢献が期待される。

 BBCは、英中部にある日産の工場で人工呼吸器を製造する可能性があるとも報道。日産の広報担当者は本紙の取材に「政府の要請を精査中だが、われわれの技術が役立つ計画に協力する準備はある」と強調。同じく英工場を持つホンダも「協力できそうな分野を政府に伝えた」と答えた。

 

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