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【国際】

<新型コロナ>人工呼吸器を強制借り上げ NY州方針、大統領は難色

 【ニューヨーク=赤川肇】米東部ニューヨーク州のクオモ知事は三日の記者会見で、新型コロナウイルスに感染した重症者に必要な人工呼吸器が来週に底をつく恐れがあることを受けて、民間企業や医療機関で使われていない人工呼吸器を強制的に借り上げできる行政命令に署名する方針も明かした。

 トランプ大統領は同日、クオモ氏の要請について「政府は最善を尽くしている」と述べ、提供に難色を示した。

 同州の死者数は三日、計二千九百三十五人に達し、全米の死者数の四割を占める。すでに医療現場では一つの人工呼吸器を二人に使ったり、麻酔機を人工呼吸器に代用したりと「できることをすべてやっている」(クオモ氏)状態。しかし、感染拡大のピークは来週から一カ月後とされ、クオモ氏は「病院に来ても人工呼吸器がないために死ぬ人々が近く出る」と行政命令の必要性を強調した。

 一方、州内で感染拡大の中心になっているニューヨーク市のデブラシオ市長は米メディアに、トランプ大統領に対し、米軍の医療従事者らを派遣するよう繰り返し求めてきたが聞き入れられないと主張。「数週間の準備期間があると想定しているのではないか。数日しか(猶予は)ない。死ぬ必要がない人々が死ぬ」と訴えた。

 

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