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【その他の大会】

<駒沢ジュニアベースボール大会>大塚スネイクス逆転V

優勝した大塚ナインと関係者たち=駒沢硬式野球場で

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 東京都スポーツ文化事業団理事長杯争奪・第3回駒沢ジュニアベースボール大会(同事業団、駒沢オリンピック公園総合運動場主催、東京中日スポーツ・東京新聞後援)が24、25の両日、世田谷区・駒沢硬式野球場で行われた。全日本学童都大会、都知事杯などの上位8チームによる“東京ナンバーワン”決定戦の決勝は、全日本準決勝と同じ大塚スネイクス(豊島)VS少年タイガース(武蔵野)。スネイクスが6−2で逆転勝ちし、全日本で敗れた雪辱も果たした。

◆6月の雪辱果たして東京ナンバーワン!

 「どうしちゃたんですかね〜」。68歳の百戦錬磨、大塚スネイクスの高野久米治監督がキツネにつままれたような顔をしている。「全日本ではうちに同じようなミスが出て、タイガースに負けたんですよ」

 今年6月26日、全日本学童都大会準決勝でスネイクスは少年タイガースと対戦。2点リードもつかの間、3回裏にエラー絡みで3点を失い、そのまま2−3で逆転負け。そして3カ月後のこの大会の決勝は、逆の結果が待っていた。

 0−2で迎えた3回表の2死後、3連続四球で願ってもない満塁チャンス。すると稲垣好佑君の三塁ゴロ相手のエラーを誘い、球が転々とする間に3人が相次ぎホームを踏んで一気に逆転だ。「ゴロを打てば何とかなると思って、必死に走りました」と“ヒーロー”稲垣君。

 7回にも3点を加え、6月の雪辱を果たすとともに“東京ナンバーワン”を手にした。西村龍之介主将は得意満面に「あの悔しさを晴らすことができた。神様が味方してくれたのかも」。

 中島大樹投手は1回戦から3試合連続、1人で投げきった。身長170センチ級も珍しくない学童の中で、150センチの小さなエースは「つらかった」と言いながらニッコリ。決勝メンバーでは中島君が一番背が高く、最も低い140センチの吉田啓輔君は「きょうはツイていたけど、これも力のうちだと思う」と胸を張った。

 「思いっきり」がスローガンで合言葉。“チビッコ軍団”が思い切りバットを振り、思い切り走って勝利を呼び込んだ。来年1月には創設35年を迎えるスネイクス。これまでの全日本3回、新人戦1回の都大会優勝に新たな勲章が加わった。

準優勝にも胸を張って行進する少年タイガース

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◆少年タイガース・矢崎監督 120%の力出した選手に感謝

 少年タイガースは2回裏、西村周君の2点タイムリーで先制しながら、3回にエラーで失点し、形勢は逆転した。矢崎雄太監督は「子供たちは120%の力を出して戦った。それが勝ち負け以上に大事なこと。中学、高校、大学へ進んだときにも、この大会を思い出してほしい」とエールを送る。

 国立ヤングスワローズを下しての決勝進出だった。6月の全日本学童都大会決勝で敗れて銀メダル、昨年の新人戦でも負けていた宿敵。「優勝はできなかったけど、国立にはリベンジできた。自分たちの野球はできたと思う」。主将でもある野島君は、しっかり前を向いていた。

◆Yスワローズ 決勝に届かず

 全日本学童都大会優勝の国立ヤングスワローズは少年タイガースに1−3で敗れ、決勝へ進めなかった。初回に2失点の先発・久保雄馬君は「球が高めに…」と肩を落としたが、捕手で主将の竹内優君は「みんな力いっぱいやった」とフォロー。木村進監督も「攻撃力、気合とも相手が勝っていたが、こちらも最後までよく粘ってくれた」とナインの健闘をたたえた。

◆ヤンガース 悔しい完封負け

 7月の都知事杯を制したジュニア・ヤンガースは、準決勝で大塚スネイクスの中島大樹君に抑え込まれ0−2で完封負け。主将の福田一樹君は「早い回の得点機でフライを打ち上げたり、自分たちでチャンスをつぶしてしまった。守備面でも少々ダメな面が出た」と反省。福田俊樹コーチは試合後「誰の責任でもない。下を向いたら逃げたことになる。上を向け」とナインを励ました。

1回戦で活躍した輪島大地君(中)

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◆父は元横綱輪島 池雪・大地君快音

 1回戦で国立ヤングスワローズに3−4で惜敗した池雪ジュニアストロングの6番ショートは輪島大地君。2回表、三塁打の田中海斗君をセンター犠飛でホームに迎え入れた。「何も考えず無心で打った」と言う輪島君の父は元横綱輪島。先頭打者だった6回にはセンター前にはじき返した。川嶋毅監督は「春当時に比べると随分たくましくなり、今ではうちの2番手ピッチャーとしても活躍。やはりアスリートの血が流れているね」。褒められた輪島君、「中学に行っても野球を続ける」そうだ。

 

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