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【全日本大会】

震災、原発事故乗り越え練習 2代表が健闘誓う

全国大会に向けて練習する小名浜少年野球教室の選手たち=先月22日、福島県いわき市小名浜の矢田川グラウンドで

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 九日に東京・神宮球場で開幕する高円宮賜杯第三十一回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント(全日本軟式野球連盟、東京新聞など主催)に、福島県いわき市の常磐軟式野球スポーツ少年団と小名浜少年野球教室の二チームが出場する。東日本大震災と福島第一原発事故の影響で練習もままならない日々が続いた両チームだが、選手たちは「がんばっぺ いわき」を合言葉に健闘を誓い合っている。

 常磐は昨年の大会で初優勝し、今回は「前年度優勝」枠で通算十八回目の出場。小名浜は県予選で優勝し四年ぶり八回目の出場。

 「学童野球の甲子園」といわれ全国の選手たちあこがれの同大会に、福島県から二チームの出場は初めて。しかも同じ市内のライバルチーム同士。ともに三月十一日の大震災と原発事故の影響で学校が休校になるなどして、練習できない状態が二カ月近く続いた。

 練習は五月初旬ごろに再開されたが、当初は原発事故の影響を心配する親たちの思いもあり参加選手は少なかった。小名浜の小和口有久総監督(63)は「わずか五、六人の日もあった」と振り返る。

 家族と県外に自主避難し、そのまま転校してしまった選手も両チーム合わせて数人。常磐の橋本幸三監督(61)は「うちはレギュラークラスが二人も欠けてしまって」と話すなど、ともに苦しいチーム事情の中で練習を続けてきた。

 今大会には、震災のため県大会の開催を中止した宮城県を除き、全国から五十チームが出場。両監督は「野球ができない子どもたちのためにも悔いのない試合を」と選手たちにエールを送る。

 

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