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【東京都知事杯・女子】

江戸川エンジェルズ初代女王 打線爆発4回コールド

コールド勝ちで初代女王に輝いた江戸川エンジェルズ=駒沢公園硬式野球場で

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 東京都知事杯第1回都女子学童軟式野球大会エリエールトーナメント(都軟式野球連盟、東京中日スポーツ・東京新聞主催)は11日、世田谷区の都営駒沢球場で準決勝、決勝の3試合を行い、江戸川エンジェルズ(江戸川)と足立フェアリー(足立)の決勝戦は江戸川が13−3の4回コールドで足立を退け初代女王に輝いた。

 優勝した江戸川エンジェルズは9月に埼玉県で開催される第6回NPBCUP関東女子交流大会に出場する。

 北クイーンズ(北)と練馬区学童女子選抜(練馬)が3位。

◆全員野球でつかんだ勝利

 足立の一塁走者、鎌田乃愛さんが猛然と二塁へ。江戸川の捕手・大平彩愛さんが力いっぱい腕を振って二塁へ送球、タッチアウト。劇的な幕切れで、江戸川エンジェルズが足立フェアリーを下して初代王者に輝いた。

決勝3回表、江戸川は茂木遥さん(右)に続き藤関実央さん(中)もホームイン

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 江戸川は制球に苦しむ相手投手陣から1回表に3点、3回表に5点を奪うと、4回表にも敵失と藤関実央さん、新井花歩さんの適時打などでさらに5点を追加。その裏、足立は代わったばかりの江戸川の投手を攻め、連打と足を使った積極的な攻撃で3点を返すが、反撃もそこまで。江戸川の好守備の前に力尽きた。

「子どもたちが本当によくやってくれました。一戦一戦力をつけていった感じです。練習ではいろいろなポジションをやらせたり打順も固定しないなど、どんな状況でも全員がもてる力を発揮できるように指導してきました。最後の最後まで諦めなかった16人全員でつかんだ勝利です。NPBCUPでは東京都代表として恥ずかしくない試合をして優勝を狙います」と大関誠一監督。

 抜群の制球力で足立打線を抑えた長久保甘夏投手は「腕を思い切り振って投げました。100パーセント満足です」とはにかんだ笑顔。的確な判断と送球で何度もピンチを救った大平捕手は「いつものチームでも捕手なのでセカンド送球とかよく練習しています。今日は練習どおりにできました」と自信に満ちた表情でうなずいた。

準優勝で大会を終えた足立フェアリー

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◆準V足立 強力打線不発

 準決勝まで全試合2ケタ得点、4試合で54得点を挙げた足立フェアリーの超強力打線も決勝では打線が沈黙した。1回裏には1死二、三塁の好機にも、江戸川の先発・長久保甘夏さんのテンポ良い投球の前に4番・槙野みなさん、5番・久下沼希依さんら主軸の一打が出なかった。「もっと打ち合いになる試合を想像していましたが、相手のピッチャーが厳しいコースをつく投球で本当に良かった」と小林均司監督。厳しい暑さのなか、上下、左右に投げ分けた長久保さんの好投を称えた。

 普段はそれぞれ別のチームに所属、今大会のために結成された選抜チームで大会に挑んだ。「結成当初はバラバラだったチームも試合を重ねるごとに一つにまとまり、解散したくないから、ここまで頑張ることができました」と荘司沙那主将。だから1試合でも多く戦い続けた。先発の鎌田乃愛さんは「すごく暑かったけど、ストライクをうまくとりに行くこともできました」と納得の投球に胸を張る。「思っていたより大きくて重い」と輝く銀メダルを見つめる選手たち。充実した5日間を過ごし笑顔で球場を後にした。

 ▽決勝

江戸川エンジェルズ

3055|13

0003|3

足立フェアリー

 (4回コールド)

(江)長久保、小笠原−大平

(足)鎌田、岡本−小野

3位で大会を終えた練馬区学童女子選抜。最後は笑顔をのぞかせた

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◆練馬区女子選抜 力及ばず3位

 決勝進出を賭けて臨んだ練馬区学童女子選抜だったが、初戦から全試合2ケタ得点を重ねる足立フェアリーの強力打線の前に圧倒され、0−12の4回コールドで力尽きた。3回まで毎回スコアリングポジションまで出塁するものの、あと1本が出ず、流れを引き寄せることができなかった。「初回から攻撃がちぐはぐになってしまいましたね」と指揮を執る矢内裕介監督。普段、所属するチームでは一塁手を守る大山奈央主将は捕手として奮闘。「けん制や盗塁が刺すことができれば勝つことができた」と唇をかみしめたが、慣れないポジションをこなしてチームに貢献、好リードを見せる場面も披露し胸を張る3位と言っていいだろう。

諦めず最終回まで粘りを見せた北クイーンズ

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◆北クイーンズ粘り見せた

 最終回まで粘りをみせた北クイーンズだったが、1回にワイルドピッチなどのミスから献上した3失点が最後まで大きく響き3−5の惜敗。それでも、厳しいコンディションのなか、エースの三森鈴花さんが7回を一人で投げきるなど、胸を張る堂々の3位だ。「2回戦以降は投球フォームも定まらず、なかなかうまくストライクがとれなかった」と三森さんは苦しい戦いを振り返った。チームを引っ張る神田瑞樹キャプテンは「みんなで協力してここまで来ることができました」と銅メダルを胸に満面の笑み。駒崎隆二監督は「最後は控えの選手も試合に出て総力戦で戦いました。こんな立派なメダルをもらうことができ、選手たちを褒めたい」と選手たちの活躍に目を細めた。

 ▽準決勝

江戸川エンジェルズ5−3北クイーンズ

足立フェアリー12−0練馬区学童女子選抜

(東京中日スポーツ)

 

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